はりきゅう治療コース

当院の治療は単純に辛い症状や痛い所だけにアプローチするようなことはありません。慢性的な症状や繰り返す症状には必ずバックグラウンド(背景)があると考えます。

当院では問診で頂いた情報をもとに脈診や腹診などの検査で全身の状態を把握し、辛い症状や痛い所が治らない原因となる「身体の弱点」に対してアプローチしていきます。

「身体の弱点」とは既往歴や遺伝、生活習慣などから起因する、免疫力(扁桃)の低下、自律神経の乱れ、血流障害、ホルモンバランス、古傷、身体のゆがみなど様々な事が考えられます。

例えば、免疫力低下により腰痛や膝痛が起こったり、ホルモンバランスが崩れる事で肘痛や腱鞘炎などが発症することも考えられます。また小学生の頃の虫垂炎の手術が原因で婦人科疾患を患ったりすることもしばしば診られます。

このように、現代医学だけでは考えられない原因にもアプローチできることが東洋医学の素晴らしさであり、これらを改善することで辛い症状や痛みを根本改善できます。

多くの患者様は、はりきゅうの治療経験がなく、「痛くないの？」「熱くないの？」ととても不安に思われると思います。実際、はりきゅう治療には無数の治療法があり、治療院によってはほとんど刺さないはり治療もあるかと思えば、局所に対して強い刺激で行うはり治療法もあります。

当院のはり治療は、刺入は致しますが、「ほとんど痛みはございません」。初診でお越しになる患者様の約９割以上は「ぜんぜん痛くありません」とおっしゃっていただけます。

また当院ではお灸の治療も積極的に行っております。お灸は、はり治療の効果を上げたり冷えている方にとても有効な治療です。熱さはさほどなく、やけどの痕なども残ることはございません。

もし、痛みや熱さなどを感じましたらご遠慮なくおっしゃて頂ければ、より細いはりや熱くない温灸に切り替えたり、他の治療法に変更致しますので、ご安心下さい。

東洋医学と現代医学では治療の概念が異なり痛みや不調などの症状や身体そのものへのアプローチが異なります。

例えば、婦人科疾患において現代医学では子宮や卵巣そのものにアプローチしていきますが、東洋医学では「なぜ子宮や卵巣の機能が悪いの？」と本質的な原因にアプローチしていきます。もし虫垂炎の手術歴があった場合は、手術痕が下腹部の血流を悪くして、子宮や卵巣の機能が悪くなってしまったと考えます。

また過去の打撲やケガが原因で腰痛や首痛などの運動器疾患だけでなく、打ちどころによっては、精神疾患、婦人科疾患、甲状腺疾患など様々な症状を引き起こす事が多々あります。これらはすぐに発症するとは限らず、数年、数十年後にに症状として現れることもしばしばです。

当院では、現代医学のように整形外科、眼科、耳鼻科、婦人科、精神科などに分かれ、局所だけにアプローチする医学ではなく、「身体」という本質的なところにアプローチする治療を得意としております。

「薬では良くならない」「原因がわからない」「あの時以来身体がおかしい」などをはりきゅう治療が解決してくれます。

はりきゅう治療は女性にとっても大変優しい治療法です。当院では「東洋医学×現代医学」で個別のニーズ合わせた「あなただけのオーダーメイド治療」を提供させていただきます。